津田宣秋のブログ|読書レビュー

ツアーオンライン株式会社(東京都立川市)代表取締役津田宣秋の読んだ本の感想が中心のブログです。森鴎外、井伏鱒二、吉川英治、菊池寛が好きです。ホームページ制作やサーバー、温泉ガイドぽかなび.jpの運営を行っています。書評レビュー。

2008年06月

今日は夏至。1年で夜がもっとも短い日だ。

帰宅途中、駅から家へと続くけやき並木からふと空を見上げると、緑が空へ向かって大きく羽を広げている。木々が1年で一番輝く季節だ。日中小雨が降ったのだろうか。どこか懐かしい緑と風と空のにおいがする。

あるシーンを思い出す。

「彼女は1歳8ヶ月になったばかりの甥のロジャーを毛布にくるんで、雨の降る中海岸へ降りていく。荒れた海が吠えるようにしぶきをあげる。真っ暗な嵐の夜で何も見えない。彼女と子どもは自然界の中に身を委ね、自身の生命をあらためて認識するのだった」

811962年に「沈黙の春」を発表したレイチェル・カーソンの遺作『センス・オブ・ワンダー(The Sense of Wonder)』の一節だ。彼女は、地球の素晴らしさは生命の輝きにあると信じていた。

下を向いてばかりだと空を大きさを忘れてしまう。どうせなら大きく胸をはって空と対話しよう。木々と対話しよう。季節の素晴らしさを感じ、生命の輝きを見つけてみよう。

この本からそんな事を自分なりに読み取った。

いよいよ夏がやってくる。


「グローバル化、IT化によって、今は昔に比べて圧倒的にたくさんの仕事をせざるを得ない。勤務時間を超えて勝手にたくさん仕事をしている人が、やっぱり良い仕事をするので競争にも勝つ。また少し極端ですが、エンジニアは朝から晩までプログラムを書いたり、一心不乱に没頭できる人しか大成しない。毎日夜になるとどこかへ飲みに行きたくなったり、いつも友達と話している方が楽しいようでは、そこでもう「負け」です」


80これは私の好きな齋藤孝氏と梅田望夫氏が、最近出した対談本「私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 ) 」のP146あたりの下りで、読んでいて大いに納得しました。

自分の平日の1日をおおよそならしてみると、睡眠4~5時間、通勤2時間、3食+お風呂2時間、仕事15~16時間というところでしょうか。もちろん身体がきついと思ったら意識的に長く寝ますし、たまには飲みに行くこともありますが大体こんな感じです。週6日ですから、週90時間労働ですね。

でも仕事をさばききれないからじゃありません。1日15時間やっても終わらないほどウチは儲かってませんから、大体8~10時間やっていれば受注した仕事の大半は終わります。そこでよせばいいのに、時間が空くと新しいサービスの構想をまとめ始めたり、試したりするんですね。

普段から通勤時に本や雑誌を読んで、良い企画やサービスを思いついたら、忘れないように携帯から自分のPCにメールしておいて時間が空くと眺めます。フィルタリングしてある受信ボックスにはどんどんたまりますが、時間が経つと中には「何これ?」というのも出てきますからそういうのは削除。そうやって優先順位をつけつつ、面白くまとめていくんです。そんな事に残りの時間を充ててます。

ハードといえばハードですが、さばくだけ、こなすだけの仕事だけやっている訳じゃないから持つのかもしれません。

でもウチは数年前までは世の中に存在してませんでしたし、サービスの対価としていただく売上も0円だった訳ですから、週に90時間程度じゃまだまだ甘いんでしょうね。アメリカのコンサルティング会社やベンチャーは寝袋片手にもっと働いているという話です。

で冒頭の大いに納得がいったというのは、最近そうじゃない人と話したりジョイントしても、なんかかみ合わないなと思うことが多いのです。スピードが違うと感じてしまうんですね。

これから求人面接の第一声は、「週40時間と比べて給料は増えるかどうかわかんないけど週90時間位働けます?会社で寝てもいいですよ」にしますか。

79Newsweek 映画ベスト100を読んでいたら、懐かしい思い出がよみがえってきました。

中学生の頃、映画が大好きで映画館やTVロードショーで毎日のように見てました。私の中で映画評論家と言えば、淀川長治さん、小森和子さん、そして水野晴郎さん。3名とも21:00から始まるTVロードショーの黄金期を支えた巨匠です。全員亡くなってしまったけど解説を通して多くの事を教えてもらいました。

シェーンでは、開拓時代のアメリカで、貧しくも正直にまっすぐ生きた人たちの素晴らしさを。

アメリカングラフィティーでは、ベトナム戦争に突入する前の挫折を知らない明るく輝いていたアメリカの若者達を。

ディアハンターでは、初めて戦争で負けたアメリカの若者がたどる暗く悲惨な人生を。

その他にも、卒業、ゴッドファーザー、俺たちに明日はない、スティング、ロッキー、黄昏、大脱走、真夜中のカーボーイ、理由なき反抗などなど、全部私の無形の財産です。

あの頃から25年、世界はテロや資源危機、環境破壊など、どんどん複雑化して、明確な答えを出せなくなっています。

でもこんな時だからこそ、30年前、40年前の映画をあらためて見てみよう。きっと私たちが出しあぐねていた答えが見つかるはずだから。

   

私は辞書を引くのが好きで、わからない言葉があると移動中でも携帯を使って調べてます。携帯は今まで無料のR25辞典を使っていたのですが、今日思い切ってドコモ公式メニューの有料辞書に切り替えてみました。

理由は調べるのに4回もクリックしなくてはならないし、広告が多くそれを答えだと思って読んでしまう事がしばしばあったから。

せっかくの有料なので少し気合いを入れて選んでみました。ポイントは国語、英和、和英、カタカナを調べるのに1回で済むことと、最近のカタカナキーワードがほぼ網羅されている事。

でもこれがありそうで無いんです。PCならYahoo!辞書とか良いのが結構あるんですけどね。しかも携帯はとりあえず入会しないと使えないので1日に4件も入会してしまいました。もちろん1件を残して解約しましたが1ヶ月分のお金は取られるみたい・・・・

で最終的に良いと思ったのがシーエーモバイルの辞書。理由はその時たまたま読んでいたカルロスゴーンの記事にあったダイバーシティの意味。調べたら一発で出てきたのがシーエーモバイルだったからです。

これから楽しみです。

78リニューアル後、アクセス数が急増している「ぽかなび.jp」に、山梨の有名な温泉・ほったらかし温泉 あっちの湯こっちの湯が載りました。

変わったネーミングは多分、お客様の事はおかまいしませんので勝手にお入り下さい・・というという所から来ているのだと思いますが、逆にそれが受けているのか?いつも賑わっているようです。

これからは桃狩り、ぶどう狩りのシーズンですね。帰りに寄ってみてはいかが?
  

■ほったらかし温泉 あっちの湯こっちの湯
http://kanto.pokanavi.jp/content.php?eid=00053


   


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